おしゃれなマンション
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握手している男性たち

マイホーム選びの参考に住宅展示場や新規分譲開始地域に足を運ぶことがあるとおもいます。そんな折に抽選でモデルハウスを販売する旨の広告を目の当たりにする機会がありますが、実際のところで購入するのがベターな選択なのでしょうか。住宅展示場のモデルハウス、魅力的に見せる為に理想のマイホームを見たような印象で、このまま購入出来れば理想的と考えるのは、ある意味当然の反応ともいえます。購買意欲を喚起するために、多くの消費者が魅力的に感じるように、家具や照明・内装などは共感を得られやすい仕様を採用しているのが一般的です。おしゃれで高機能の設備が実装されていたり、広々とした空間を感じてもらうために綿密な計算をもとに配置されています。

しかし実際に購入して居住を開始してみると、見た目とのギャップを実感することも珍しくないとも言われているのです。

もともとモデルハウスは広告の見取り図だけではわからない、内装などの実物を公開することで具体的な使い勝手や広さをイメージしやすくする目的で設置されています。モデルハウスはあくまで展示目的を優先し販売を想定したものではないので、最新の設備やオプションも潤沢にもりこまれていることが多いわけです。そのため購入して生活を初めてみると、住みづらい側面が明らかになることがあっても珍しくありません。確かに実物を後悔しているので、ギャップがでるのは想定しずらいかもしれませんが、実用性を想定して間取りや生活動線などが配慮されていないのも事実です。日々数多くの訪問者にとっておしゃれで魅力的に映ることを目的に、設計されているので実用性は二の次にされてしまうことが多いようです。

そして住宅展示場の建物を移設するにせよ、住宅分譲地のモデルハウスをそのまま購入するにせよ工期短縮できるメリットを享受できます。しかるに工事施工期間の工期短縮というメリットがあるものの、デメリットを抱えていることも指摘されているのです。ハウスメーカーに注文住宅の建築を依頼した場合は、工事期間中の過程も施主の前では公開されているので工事の進捗状況をリアルタイムで確認することができます。基本構造の施工に手抜きがないかなど、つぶさに確認することができるはず。しかしモデルハウスは完成品を目にするので、構造に欠陥が隠れていても気付かない可能性があります。つまり住宅展示場のモデルハウスには欠陥住宅のリスクを引き受けることになるのは認識しておくべきです。